わたしが記事書きを外注し始めたのは、ブログをスタートして10ヶ月目の頃でした。
毎日記事を書いているうちに自然と自分なりの書き方が決まって、ブログアクセスも順調に伸びていたので、このやり方で記事を量産すればアドセンス収益も上がっていくだろうと期待をもてたからです。
物販で外注さんを最大15名雇っていた経験もあって、記事書きの外注化もスムーズに実行できました。
それではわたしが記事書きを外注化した手順をみていきましょう。
求人の文章を考える
ターゲットを決める
わたしの運営するブログの1つは
「子育て中の主婦」
をターゲットにしています。
読者と同じ目線で記事を書いてほしいので、記事書きをお願いするのも
「子育て中の主婦」
です。
ですので、求人の文章は
「子育て中の主婦」
に響くように書かないといけません。
ブログの記事を書くように、求人の文章もターゲットを意識するのが大事です。
文章を考える
わたしが記事書きをお願いしている「子育て中の主婦」は毎日ほんとうに忙しそうです。
朝起きて、朝ごはん、洗濯、掃除、昼ごはん、買い物、夜ご飯、お風呂、就寝のほか、子供の世話もあります。
子供の夜泣きで睡眠不足だったり、子供が急に体調を崩して病院に連れて行ったりと、イレギュラーなことも多々あります。
そんな多忙の中で時間を見つけて仕事をやってくれる人を雇いたいのなら、「子育て中の主婦」に共感するのはもちろん、働きやすさのアピールや、仕事で得られるメリットも伝えることで応募が増えます。
「平日でも週末でも、好きな時間帯に作業してもOK」
「運動会など子供の行事、夏休み、子供の体調不良などで急な作業中断も連絡あればOK」
は「働きやすさをアピール」する例で、
「ブログ記事を書いたことなくても丁寧に指導します!」
「作業しながら報酬だけでなく、ブログ記事の書き方も学べます!」
は「仕事で得られるメリット」の例です。
質問を考える
「子育て中の主婦」といっても、0歳のママさんや、中学生2人のママさんもいます。
もしあなたが赤ちゃんに関する育児記事を書く人を募集するとしたら、今まさに赤ちゃんの世話をしている主婦に作業をお願いしたいですよね?
応募者の中から赤ちゃんのいる主婦をどうやって見つけるのか?
答えは簡単です。
質問すればいいんです。
とはいえ、応募者ひとりずつ質問するのは手間なので、求人の文章に質問をいれておきます。
「応募の際にお子様の人数、年齢をお知らせください」
と、求人の最後に一言付け加えておくだけで希望の人が簡単に見つかりますよ。
クラウドソーシングで募集して依頼する
わたしが実際に外注さんに仕事をお願いしたことのあるクラウドソーシングは次の3つです。
初めて利用したのがシュフティでした。
その名のとおり、主婦さんが多く登録していて、主婦さんにお願いしたい仕事はすべてシュフティで求人していました。
しかし、あるときからシステム仕様が変わり、外注さんへの支払いがシュフティポイントになり、そのポイントは予め購入しておかないといけなくなりました。
当時のシュフティポイントは3000ポイント、5000ポイントのように定額で購入する必要があって、作業単価が数百円かつ単発仕事だとポイントを使い切れないと思って、そこからシュフティで求人するのを止めました。
次に使い始めたのがランサーズです。
プログラマーやウェブデザイナーなど技術職の人が多く登録しているクラウドソーシングです。
物販をやっているときはグーグルドライブにグーグルスプレッドシート、ウェブツールをバリバリ使っていたので、それらを扱える人材を探すのに利用していました。
しばらくしてクラウドワークスの存在を知ります。
ランサーズで求人しながら、クラウドワークスでの求人を始めたところ、クラウドワークスのほうが応募が速くて、こちらが仕事の指導をしやすい在宅ワーク初心者が多く見つかったので、それからはクラウドワークスのみで求人することにしました。
ブログアフィリエイトの記事を書いてもらう外注さんも、もちろんクラウドワークスで見つけました。
クラウドワークスには仕事を依頼する形式が2つあります。
1つは「タスク形式」で、応募・契約の必要がなく、多くの人から作業を集めてその中で採用するものを選びます。
もう1つは「プロジェクト形式」で、応募のあった中から仕事をやってほしい人を選んで契約し、その人と連絡をとりながら仕事を進めます。
わたしは「タスク形式」を使ったことはなく、外注さんを探すときはいつも「プロジェクト形式」です。
応募時の文章、応募者のプロフィールを読んでから仕事を依頼するか判断したいからです。
物販の外注さんを探していたころは、スカイプのビデオ通話で簡単な面接を行っていたこともありました。
子育て中の主婦さんが多かったので、赤ちゃんが急に泣き出したり、小学校から帰宅した子供がカメラの前に現れたりと、その人の生活環境や人柄もわかり、お互いに顔をみながら話すことで信頼度も増し、仕事の継続率も高かったです。
その反面、子育て中の主婦さんは本当に忙しいので面接時間が調整できなかったり、面接当日に連絡がとれなくなったりと、1人雇うのに時間と手間がかかっていました。
記事書きの外注化は採用までの時間を短縮したかったので、スカイプ面接は省きました。
「新型コロナの影響で旦那の仕事がなくなり、わたしもパートに出ることになりました。」
といって、急に辞められる主婦さんもいましたがごく少数で、ほとんどの外注さんは記事書きを楽しんで継続してくれています。
本当にありがたいです。
外注さんが1人だけだと、その人が辞めてしまったらブログに記事アップできなくなってしまうので、少なくとも3名は確保しておくと安心ですよ。
作業マニュアルを用意する
わたしは外注さんの作業環境にグーグルドライブを使っているので、作業マニュアルはグーグルドキュメントで作りました。
作業の流れ、記事を書く上での注意点、管理者への連絡の仕方を2ページにまとめたシンプルな作業マニュアルです。
「記事を書く上での注意点」には、
- です・ます調
- 文字数
- 数字は全角文字
- クチコミの使い方
のようなことが書いてあります。
外注さんの記事を添削しているときに、
「この情報をマニュアルに書いておけば同じミスは防げる」
と気づいたことがあれば、すぐグーグルドキュメントに書き込んで、追記内容もコメント機能で外注さんに通知できるので便利ですよ。
外注さんが誤って作業マニュアルを編集してしまわないように、外注さんの作業マニュアルに対する権限は「編集者」(閲覧も編集もできる)ではなく「閲覧者」(閲覧のみで編集できない)で共有するよう注意してくださいね。
仕事を依頼する
クラウドワークス には「仮払い」と呼ばれる仕組みがあります。
仕事の発注者と受注者の間で契約が成立すると、発注者は最初に支払いを行います。
その支払いはクラウドワークスが一時保留し、仕事が完了した時点で受注者に支払われます。
この仕組みのおかげで、仕事の受注者は作業報酬の支払いを保証されるので、安心して仕事ができるというわけです。
わたしは初めて仕事を依頼する外注さんとは「お試し作業」という形で契約します。
「お試し作業」はクラウドワークスで用意されている仕組みでなく、あくまでわたしが勝手に名付けた仕事依頼の形です。
依頼する仕事は正式採用時と同じですが、「お試し」なので作業報酬は正式採用の半額です。
外注さんにとっては、作業できそうか、続けていけそうかを確認できるメリットがあります。
発注者にとっては、記事を安い費用で書いてもらえるのと、外注さんに断られた際に失う費用を抑えられるメリットがあります。
「お試し作業」を経て、外注さんの意思と、記事書きレベルを確認できたら、正式採用の作業報酬で次の記事を依頼します。
まとめ
外注化の流れは次のとおりです。
- 求人のターゲットを決める
- ターゲットが仕事をやりたくなるような求人文章を書く
- 雇いたい人物かどうか判断できる質問をする
- クラウドソーシングで募集・採用する
- お試し作業を依頼する
- 正式に作業を依頼する
課題
記事書きの外注化の目的は、もちろん記事の量産もありますが、それよりも重要なものが
ブログ収益アップの施策を考えて実行する時間を確保する
ことです。
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